今回は鬼滅の刃に登場する「錆兎(さびと)」について詳しくご紹介していきます。
「錆兎」の名言や、「真菰(まこも)」、「富岡義勇」の関係性を徹底考察していきます!
登場シーンはそこまで多くないので、どんな人物なのか詳しくわからない方が多いのではないでしょうか。
ですが、「錆兎」は鬼滅の刃でかっこいいと思うキャラクター上位にも入るくらい人気のキャラクターなんです。
彼の魅力はなんなのか。その魅力に迫っていきましょう。
鬼滅の刃・錆兎(さびと)とは?
錆兎は鬼滅の刃に登場する狐のお面をつけたキャラクターです。
お面をとると、口元から耳にかけてできた大きな傷があり、宍色の髪が特徴的です。
登場シーンは鬼滅の刃第1巻の第4話「炭治郎日記・前編」5話「炭治郎日記・後編」です。
錆兎は鱗滝左近次との修行の一つである『岩斬り』に苦戦している炭治郎の元に突如現れ、岩を斬るための稽古をしてくれます。
錆兎はとても男らしく正義感のある優しい性格の持ち主です。
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第1巻
岩斬り修行でめそめそ弱音を吐く炭治郎に戦意を失わないようにあえて厳しい言葉を投げかけます。
「うるさい!どんな苦しみにも黙って耐えろ。お前が男なら。男に生まれたのなら。」
錆兎は人一倍努力を重ねてきた男のため、弱音を非常に嫌っています。
この後にも紹介しますが、弱音を吐いた富岡義勇にも錆兎がビンタをするシーンもあります。
そんなかっこいい錆兎は少ない登場シーンにもかかわらず数々の名言を残しています。
これから順に紹介していきます。
錆兎の名言セリフ6選
『鈍い。弱い。未熟。そんなものは男ではない』
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第1巻
鬼滅の刃4話で鱗滝左近次の修行を受ける炭治郎の前に現れた際に放ったセリフ。
自己紹介もせず狐のお面を被った状態の初登場で言い放ちますが、様になっていますね。
自分に自信があり、強いからこそ出るセリフですね。
『進め!男なら!男に生まれたなら、進む以外の道などない!かかって来い!お前の力を見せてみろ!』
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第1巻
鬼滅の刃5話の岩斬り修行で炭治郎を追い込むために放ったセリフ。
錆兎の男気が感じられるセリフですし、やる気を奮い立たせてくれますよね。
『半年でやっと男の顔になったな』
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第1巻
鬼滅の刃5話で炭治郎が半年間毎日訓練をし、いよいよ錆兎に真正面から戦いを挑む際に錆兎が炭治郎を見て言ったセリフ。
この後炭治郎は錆兎との戦いに勝ちます。
錆兎の面を斬った=岩を斬ったのです。
この名言は錆兎がやっと『炭治郎を認め、よく頑張ったと褒めた言葉』にも聞こえますよね。
『努力はどれだけしても足りないんだよ。知ってるだろう。それはお前も』
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第1巻
鬼滅の刃7話で炭治郎を心配する真菰に放ったセリフ。
努力したからといって必ずしも報われるわけではない。深い意味を持つセリフですね。
自分が死ねばよかったなんて二度と言うなよ もし言ったらお前とはそれまでだ 友達をやめる。
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第15巻
鬼滅の刃131話の富岡義勇の回想で登場した際の名言です。
義勇には「姉の蔦子(つたこ)が鬼に殺された」という過去があります。
そのことに対し、義勇は「姉の代わりに自分が死ねばよかった」と口にします。
その瞬間錆兎はキレて義勇をビンタを浴びせ言い放ちます。
弱音を吐くことをとことん嫌う性格のため、友達であれど容赦しません。
突き放した言い方ですが、錆兎の優しさと温かさを感じるセリフですよね。
『お前は絶対死ぬんじゃない。姉が命をかけて繋いでくれた命を託された未来をお前も繋ぐんだ義勇』
©吾峠呼世晴/集英社 コミック第15巻
先ほどの名言の次に言ったセリフ。
この言葉には錆兎の義勇に対する想いが詰まってます。
この言葉がきっかけにようやく義勇が自信をもって柱として剣を握ることができるようになりました。
錆兎の正体とは?
これだけ心に残る名言を残してきた錆兎ですが、実は死亡していました。
炭治郎の岩斬り修行で突如現れた際、炭治郎が感じた「匂いがしない」ということからも錆兎は亡霊だったことがわかりますね。
錆兎は最終戦別にて手鬼と最後まで死闘を繰り広げていましたが、首を斬り落とそうとしましたが刀が砕け、手鬼に頭を握りつぶされて命を落としてしまいました。
手鬼と戦うまで藤の花の鬼をほとんど一人で倒していました。
結果的にその年の最終戦別は錆兎以外全員合格。友人だった義勇は当時のことをこう振り返っています。
「錆兎が鬼を倒してくれたおかげで俺は合格できた。なので柱になれる器ではない」
錆兎が生きていたら自分以上の剣士になっていたので、錆兎の死は残念で仕方ないのでしょう。
錆兎と富岡義勇の関係
鱗滝左近次の下で水の呼吸を学んでいた2人は仲がよく、家族のような存在でもありました。
どれだけ仲が良かったかは、義勇がいつも羽織っている羽織にあらわれています。
緑と黄色の模様がかかれた半分は錆兎がよく着ていた羽織、もう半分の紅色の羽織は義勇の実の姉の羽織です。
義勇はたくさんの思い出が詰まった二人の形見でもある羽織をいつも羽織って柱として戦っています。
錆兎と真菰の関係
錆兎が炭治郎の岩斬り稽古をしていた際、ある程度特訓をした後バトンタッチするのが『真菰』です。
錆兎と真菰は鱗滝左近次に育てられた仲間です。
いつも一緒にいましたが、兄弟ではなく一生懸命親の代わりを果たしてくれた鱗滝さんに対して強い感謝の念を抱いています。
実際に真菰は炭治郎に「私たち鱗滝さんのことが大好きなんだ」と言っています。
アニメ鬼滅の刃錆兎役の声優
錆兎役は大人気声優の梶裕貴(かじ ゆうき)さんです。
梶裕貴さんの代表作
- 進撃の巨人(エレン・イェーガー)
- 七つの大罪(メリオダス)
- ハイスクールD×D(兵藤一誠)
- 僕のヒーローアカデミー(轟焦凍)
- アオハライド(馬渕洸)
- ポケットモンスター XY(シトロン)
錆兎の声が本当にカッコよくて誰がやっているのかすぐに調べてしまいました(笑)
梶さんの落ち着きつつも力強い声が錆兎のイメージにとても合っていてさすがですよね。
錆兎の名言・性格・義勇や真菰との関係性|まとめ
この記事では鬼滅の刃に登場する「錆兎」について解説してきました。
錆兎は鬼滅の刃1巻の序盤に登場する狐のお面を被ったキャラクターです。
優しい性格の持ち主であり、炭治郎や義勇の命の恩人でもあります。
残念なことに手鬼によって命を落としていますが、錆兎に救われた人間はたくさんいるし、鬼滅の刃の中で重要な役割を担うキャラクターの1人であることに間違いはありません。
数々の名言はとてもカッコよくて男らしい錆兎は決して忘れてはいけないキャラクターですね。
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