この記事では鬼滅の刃の主要キャラクター「珠世」の血気術・能力・鬼舞辻との因縁、愈史郎との関係について徹底解説していきます。
珠世とは?
鬼舞辻無惨に鬼にされた女性ですが、その理由がひどく悲しい出来事であり無惨を恨むきっかけとなりました。
まるで人間かと思わせる美しい出で立ちでありながらも実は鬼、また鬼でありながらも医者でもあるんです。
他の鬼と大きく違うところは、人間を食べず僅かな血液の摂取で生きながらえることができます。
鬼の研究の過程で自身の身体を弄ったことで人を食べずとも生きられる身体となったのです。
また珠世は無惨への復讐という最大の目標を持っているため無惨討伐を試みる鬼殺隊に非常に協力的です。
「鬼の始祖」である鬼舞辻無惨への復讐を誓い、自身が作りだした鬼「愈史郎」とともに200年以上鬼の研究や殺害方法を模索してきました。
珠世の過去と鬼舞辻無惨との因縁の関係とは?
珠世の人間時代~鬼になるまで
人間時代には夫と子どもがおり、家庭を支えていた珠世。しかし珠世は治らない病にかかってしまい死期がせまっていました。
そんな時に現れたのが鬼舞辻無惨。鬼になることで子どもが大人になるのを見届けることができると誘いを受け、鬼となりました。
鬼となったことで鬼舞辻無惨への恨みが爆発。
無惨の手により鬼となった珠世ですが、鬼になると人を喰ってしまうことを知りませんでした。
鬼となり、理性を失った珠世は歯止めがきかず目の前にいた夫と息子を食べてしまいます。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃180話
この事件をきっかけに、鬼の秘密を隠し自分を鬼にした無惨を珠世は恨み始めます。
珠世は自分の夫と子ども以外にも人を喰ってしまうのですが、無関係の人を殺してしまったことを反省し、罪を償うために無惨とともに死ぬことを決意しました。
縁壱との出会いをきっかけに無惨への復讐が加速
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃187話
無惨と行動をともにし仇討ちの機会をうかがう珠世はある日継国縁壱と出会います。
「無惨を倒したい君の想いを信じる」という縁壱の言葉を糧に生きることを決意します。
縁壱の剣術は凄まじく、無惨を弱体化まで追い込みます。その弱体化をきっかけに無惨の支配から逃れた珠世。
無惨の元を離れ、無惨討伐のための鬼の研究を始めます。
珠世の能力と血気術
長い年月をかけて鬼の研究をしており、鬼を回復する薬の他、鬼舞辻無惨への復讐に使う鬼を弱体化する薬など全4種の薬を作りました。
高度な医療技術をもち、鬼殺隊の医療のトップであるしのぶと共同で薬を研究し、珠世の生きる目的である『鬼舞辻無惨』を倒すことに全力を尽くしました。
- 分裂阻害の薬
- 人間返りの薬
- 老化の薬
- 細胞破壊の薬
珠世の血気術は「惑血(わくち)」と呼ばれています。
自らの血の匂いを嗅いだ者に作用する血気術で人間にも鬼にも効果を発揮します。
アニメでは2種類の術が発動されました。
視覚夢幻の香(しかくむげんのこう)
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃14話
血の匂いを嗅いだものに、花の紋様が広がる異空間を見せる術です。
アニメでも鬼を抑え込む炭治郎を守衛から隔離するために術が発動されていましたね。
色とりどりの綺麗な花の模様に囲まれているシーンはとても印象的でした。
白日の魔香(はくじつのまこう)
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃18話
脳の機能を低下させ、虚偽を述べたり秘密を守ることが不可能となる術です。
アニメでも朱紗丸に対し、使用し鬼舞辻の呪いを発動させ死滅させていました。
珠世の性格と魅力とは?
珠世は鬼でありながらも美しく穏やかな雰囲気を持ち、気品のある話し方をしています。
しかし、憎悪の対象である無惨に対しては、非常に辛辣な言葉を言い放ちます。
無惨に危機が訪れると活き活きとした表情を見せ無惨に対して毒舌を吐き出します。
普段とのギャップがまた彼女の魅力の一つといえます。
この毒舌は最後に名言3選をご紹介します。
愈史郎と珠世の関係は?
常に珠世とともにいる少年「愈史郎」。
「愈史郎」とは過去は珠世と同じ人間であり、珠世によって鬼にされました。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃19話
愈史郎は人間であった時に不治の病を患っていて、生きるために鬼となる選択肢を与えられ、自らが鬼として生きていく未来を選びました。
そのため、自分の命を鬼という形ではあるが助けてくれた珠世には感謝と尊敬の念をもち、さらには好意を抱いているようです。
珠世の美貌をその都度褒めていること、「珠世さま」という呼び方からもそれが伺えますね。
珠世は死亡するの?
結論から言うと、珠世は鬼舞辻無惨との戦いで死亡します。
珠世は無惨を鬼から人間に戻すため、懐に飛び込み薬を吸収させます。
鬼を人間に戻す薬を注入された無惨。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃180話
珠世は自分の拳をも一緒に無惨の身体に取り込ませたため、薬が分解されるとともに徐々に珠世までもが溶けて頭のみになってしまいます。
@吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃180話
助けを待っていた珠世ですが時すでに遅し、無惨に頭を潰されて殺されてしまいました。
しかし珠世の死は決して無駄なものではなく、200年以上もの間鬼の研究を重ね作り上げた薬で無惨を倒す綿密な計画を実行したまでであるのです。
珠世の心に残る名言3選
「私はお前とここで死ぬ」
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃180話
一時的に弱体化した無惨に命を失う覚悟で無惨に人間に戻る薬を注入。
そして無惨に「私はお前とここで死ぬ」と言い放ちます。
いつも穏やかだった珠世が無惨を前に初めて感情をむき出しにしたセリフであり、印象的ですよね。
「そんなことがわかっていれば私は鬼になどならなかった!!病で死にたくないと言ったのは!子どもが大人になるのを見届けたかったからだ・・・!!」
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃138話
鬼滅の刃138話で自身を鬼にかえた無惨に対して言い放ちました。
鬼になって人を食べてしまったこと、鬼になったことを後悔していることがわかるセリフですね。
鬼になって生きながらえる方がよかったのか、そのまま病で死んでしまう方がよかったのか珠世にとっての幸せとは何だったのか考えさせられてしまいます。
「お前を殺す為にお前より強くなる必要はない、お前を弱くすればいいだけの話」
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃
自分の命を犠牲にしても無惨を倒すことを選んだ珠世。
無惨にまとわりつき発した珠世の執念が感じられるセリフです。
人間に接する際は柔らかい口調である珠世ですが、忌み嫌う無惨には「お前」と連呼する珠世。
ギャップを感じさせる発言にはスカッとさせられますよね。
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